サッカーワールドカップで盛り上がっていますね。
前回は読書についてお話しました。 読んでない人→未来を変える読書のすすめ
いろんな分野で成功したり活躍している人は、ほとんどが読書家であることが知られています。
読書によって成功への近道をみつけたり、失敗を避けたりできるかもしれません。
そんな、いいことだらけの読書も ”時間がないから” とか ”読むのが遅いから” など様々な理由で実行できていない人がとても多い気がします。
ちょっとでも速く本が読めるならば、読む時間もとれるかもしれませんね。
そこで今日は、みなさんにもできる本を速く読む方法 ”速読” についてお話しようと思います。
速読というと、本をパラパラめくって超スピードで本を読んでしまうイメージで、 ”あやしい” ”まやかし” ”やらせでしょ” 等々の声が聞こえてきそうです。
私も初めてその映像を見たときは、信じられませんでした。
実際速読の達人と出会ったことはないのでわかりませんが、とても早く読める人がいることは本当のようです。
但し、メディアで取り上げられるような人は、トップアスリートと同じで、サッカーならワールドカップで戦っているような人たちです。
ですから普通の人たちがどんなに頑張っても、そこまで到達できるとは限りません。
皆さんにおすすめしたいのは、速読の原理や方法を理解して、今より少しでも早く読めるようになることです。今より2倍速で本が読めたら、人生で読める本も2倍になりそうですよね。
速読できない本がある!
まず、あたりまえですが、自分が知らない言葉がたくさん書いてある本は速読できません。
何よりゆっくりでも理解できないからです。
小説などは、気分的にはあまり速く読みたいものでもないですよね。(これは好みかも?)
速読する場合に限りませんが、本を選ぶ時には、興味がある分野の本で知らないことが2割ぐらいまでの本を選びましょう。
速読の原則と方法
- 音読を止める
- 視野を広げる
- 文字は時間で消えてなくなるものだと思い込む
- 知識、語彙を増やす
それぞれについて、簡単に説明します。
1. 音読を止める
私たちは、小学校ぐらいから音読をさせられてきました。
かなり昔には、論語などを暗誦できるまで音読をくりかえしていたようです。これはこれで素晴らしい学習法と思います。
しかしながら、少しでも早く文章を読み取ろうと思った場合は、頭の中の音声が邪魔をしてしまいます。(声を出して速く読むのは限界がある)
頭のなかで、音読してしまっている人は、音がでないように意識してみましょう。それだけでほんの少し早く読めるようになると思います。
2. 視野を広げる
私の子供たちが小さかったころ、絵本をよく読んで聴かせていました。
子供たちはだんだん文字がわかるようになると自分でも絵本が少しずつ読めるようになりました。
ある時、子供の一人が絵本を読んでいる姿をみて、すごいことに気づきました。
その子は、一生懸命文字を追っかけて、一文字一文字読んでいくんです。
”ラ” ”イ” ”オ” ”ン” ”が” あっ ”ライオンが”!
”は” ”し” ”り” ”だ” ”し” ”た” ”はしりだした”!
こうやって、文字をつなげて意味の分かる言葉になるのをゆっくり楽しんでいるようでした。
大人だったら、 ”ライオン” という言葉を見ただけで、”ライオン” と認識できますよね。
”ライオン” について知っているし、イメージできて何度もその言葉に出会っているからでしょう。
では、 ”ライオンがはしりだした” はどうでしょう。
この一文全体を見た瞬間、走り出すライオンを想像できませんか?子供より速く読めるでしょう。
人によって、一瞬で読み取れる文字数は違います。
アナウンサーなどは、とてもたくさんの文字を一度に読んでいるそうです。
なるべく、文字をひとかたまりずつ読んでいくようにしましょう。そのかたまりを徐々に広げるのです。
本当にすごいスピードで読むためには、行間に視線を合わせて2行同時に理解するような感じらしいです。そこまでのスピードは不要だろうし、なかなか習得できるものではないと思います。
興味があれば、速読の本もいろいろ読んでみると参考になりますよ。
一文字よりは単語、単語よりは文章単位で一気に理解するようにしてみましょう。
3. 文字は消えてなくなるものだと思い込む
本の文字はいつまでたっても表示されています。印刷ですから当然ですよね。
いつまでもあると思うから、無意識にゆっくり読んでいるという可能性があります。
文字がどんどん消えていく本があったとしたら、早く読まなきゃって思うことでしょう。
アプリなどでは、文字が消えていく文章が訓練用にありそうですけどね。
本を読みながら、途中で本を伏せてみてはどうでしょう。直後からどのぐらい文章の続きがわかるでしょう。上達すれば、だいぶ先まで理解できているようになります。
消えると思ったら、本気で速く読もうと思うのではないでしょうか?
4. 知識、語彙を増やす
先ほどのライオンの例でわかってもらったと思いますが、ライオンを知らない人にはイメージはできませんし、ライオンのところで止まってしまいます。
ライオンという言葉の意味やライオンについての知識によって、理解のスピードと内容が変わることでしょう。
知識がないことで、速読をあきらめるのではなく、徐々にスピードを上げるためにもますます読書をしましょう。
多くの人たちは、ほとんどの事に対してできない理由を考えるのが得意です。
誰かが、できるなら(やっているなら)自分にもできるかもと思ってみましょう。
できない理由ではなく、どうやったら少しでもできるだろうかと考えてみましょう。
できている人のマネをしてみましょう。学ぶとは ”まねぶ” からできた言葉だそうです。
みなさんが読書好きになって、少しでも速く読めるようになればいいなと思います。
多くの知識と知恵によって、みなさんの生活が少しでも楽になりますように
それではまた
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