これから給料は上がっていくのか?

お金の話

世界のあちこちで株価が下がっています。海外では異常なインフレ(ものやサービスの値段、物価が上がること)が起こっています。欧州では光熱費が爆上がりして困っている人が多いそうです。日本でも少しずつインフレが始まっており、今後どのくらいものやサービスの値段が上がるか心配ですよね。

株価が上がろうが下がろうが株なんて持ってないから関係ないと思っていると、気づいたころには手遅れになるかもしれません。
もちろんすぐに株を買った方がいいと言っているわけではありません。
身のまわりの経済の事に少しでも関心をもって早めに対策をしましょう。

今日はこれからみんなの給料がどうなっていくのか予想して、その対策について考えましょう。

日本の平均の年収は1990年代以降30年ぐらいで下がっています


高度経済成長期のどんどん給料が上がっていた時とはちょっと違いますよね。
ここ最近までは、ものの値段が下がっていくデフレの時代だったので、給料が上がらなくてもそこまで苦しくは感じなかったと思います。
しかしながら、ものの値段がどんどん上がっても給料が上がらなければ、どんどん貧しくなります。
非常に困りますよね。

これからは、ゆっくりゆっくり給料が上がるだろうと思います。
なぜならば、インフレの国では給料が上がっているからです。
海外の多くの国では日本と違って給料がどんどん上がってきています。
インフレが起こると企業の売り上げや利益が増えるので、給料も増えそうですね。

給料が上がるならこのまま放っておけばいいじゃないかという声が聞こえそうですが、その上がり方には問題が三つほどありそうです。


一つは、給料が上がってくるのには物価の上昇と時間差があることです。
現在始まっているインフレは、資源や原材料の高騰によるものなので、ものの値段が上がっても企業もすぐに儲かるわけではありません。
しかもデフレに慣れ切った日本では、値上げに対して消費者は敏感です。まだまだ節約して買い控えることで、むしろ企業の売り上げが下がることも考えられます。
企業が儲からないことには、給料は増えませんよね。

二つ目は、これから色んな企業で成果主義が導入されて、給料の上がり方も人によって差がでるということです。
自分ができることを増やしたり技術みがいて、自分の価値を上げましょう。

最後は、インフレの程度スピードです。
給料がいよいよ上がってきても、それ以上に急激に物価が上がれば、給料の上昇を素直に喜べないでしょう。
物の値段が上がるということは、つまりお金の価値が下がることだからです。

例えば、1年後に5%物価が上昇する世界では、100万円の商品が1年後には105万円なければ買えません。
100万円の給料が105万円以下にしかならなければ、実質的には給料が下がったということです。

現在(2022年)の日本ではすでに2%程度のインフレが始まっています。
アメリカの9%に比べればまだまだですが、円安その他を考えれば徐々に上昇するだろうといわれています。
デフレの期間が長かったので、今の若者にはインフレを体験している人がいません。

すでに起こっていて、今後も進行していくであろうインフレを意識しつつ、対策を始めましょう。

具体的にはとりあえず以前書いた通りです。以下参考にしてください。

一生お金に困らないためにする行動 5つ
将来のお金の不安を解消するために今すぐ始める4つの事
お金持ちになる公式

引き続きお金の勉強を続けて、対策を始めましょう。
くれぐれも自分ではよくわからない投資や詐欺に騙されないようにしましょう。

それではまた勉強しましょう。

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