みなさんこんにちは
先日の選挙では、ちょっぴり国民の怒りが見えましたね
しばらくは混乱が続くでしょうけど、少しでも暮らしやすくしてほしいものです
さて、前回は安心して老後を迎えるためにできる事についてお話しました
まだの人は前回の投稿 → 老後を安心して迎えるために
一生働き続けられるならば、それはそれで幸せですよね
それでも、健康の問題が必ず出てくるので、引退する人の方が多いでしょう
やはり一番安心なのは
自分が働かなくても得られる収入源を持っていることでしょう
例えば
- ビジネス(会社)
- 印税や特許
- 不動産
- 株などの配当
などがあげられます
ところが、会社を造ったり印税や特許で生活できる人はそんなにいないでしょう
才能やかなりの努力が必要です
不動産はうまくいけばかなり有利です
でも
人口が減っている日本では
徐々に、むつかしくなってきています
しかも、力をいれてやればやるほど
仕事をしているのと変わりませんよね
そこで今回は、われわれのような素人でもできそうな
老後対策を 3パターン 想定して
それぞれの長所と短所を挙げて、検討してみたいと思います
① 現金 2,000万円
② 投資信託 2,000万円
③ 高配当株式 2,000万円
パターン ①
現金 2,000万円
最後まで金融資産に投資はできなかったけど、一生懸命貯蓄をして
何とか2,000万円を達成できた!
という状態
長所
- 誰でも、いつからでも開始できる
- 知識も何もいらない、ただひたすら貯めるだけ
節約を頑張ることだけでも、達成可能
金利ゼロでも、30年あれば毎月5万円ちょっとで貯まります
さすがに毎月5万はきびしいかもですけど
退職金もある人ならば、何とかならない額ではありません
短所
- 時間がかかる
- 大きく貯めるのはむつかしい(そもそも足りるのか?)
- インフレを考慮に入れてない
みなさんも最近買い物に行くたびにインフレを実感していることでしょう
物の値段が2倍の世界では、お金の価値は当然半分です
このまま物価が上がるとすれば
2,000万円では足りないかもしれません - いつかは底をつく
生活を切り詰めながら少しずつ取り崩していくとしても
徐々に減少していく口座残高に、落ち着いていられる人は多くないでしょう
いつ死ぬのかわかりませんから(長生きリスク)
予想外の出費にも弱いですよね
パターン ②
投資信託 2,000万円
早くから、投資信託をコツコツ買い続けて
なんと、投資信託の評価額が2,000万円となった!
という状態
長所
- 投資信託を積み立てるだけでいい
特別な技術や努力は必要ありません
長期間に渡って、手数料の低い優良なインデックスファンドに
積み立て続けるだけで日々の投信の値動きを気にすることもなく
売買のタイミングをはかる必要もありません - 運用状況によっては20年以内に達成可能な可能性もあります
- 平均5%程度の運用可能なら、月5万円弱で20年で達成できます
積み立て額や運用期間次第で、さらに大きな額となっている事も考えられます - 老後といっても引退時に死ぬまでのお金を用意する必要はありません!
65歳で引退して85歳まで生きるなら20年もありますからね
投資信託なら、取り崩しながらも運用は続きます
使い方によってはずっと減らない可能性もあります
短所
- まじめに数十年積み立て続けることが一番むつかしい
- 運用が失敗することもあります
うまく分散されていて、手数料の低いものならば
長期でその確率は低いですけどね - 優良な投資信託を選ぶのがむつかしい
投資信託の選び方については 以前の投稿を確認して下さい
投資信託シリーズ
③ 優良な投資信託の選び方
④ 結局どれを買えばいいのか - 出口戦略がむつかしい
貯まった資産を使い始める方法のことを貯め始める事と対比して
出口戦略と言われています
引退後に必要なお金を得るために
投資信託を徐々に解約していく必要があります
解約の時期や方法によって、大きく損をする可能性があります
パターン ③
高配当株 2,000万円
いくつかの高配当株を買い続けて
この場合も、株が2,000万円相当になっていた!
という状態です
個人的にはこのパターンが一番お勧めです!
長所
- 配当を再投資することで、資産の増加が早い
高い配当を使ってそのまま同じ株を買い増しすれば
複利の力が使えます 複利についてはこちら → 投資のパワーと魅力 - 高配当株からは、利回りの高い配当がもらえます
利回り4%なら年間80万円 月に6.7万円! (税金は考慮してません)
この状態なら毎月基礎年金ぐらいの収入となります(自分年金)
総額が大きい場合や利回りが高い場合はさらに大きくなるでしょう - 配当金を収入とするのが目的です
株価が多少下がっていても気になりません!
短所
- 株式ですので、個別には運用がうまくいかない可能性はあります
- 優良な株式の銘柄を選ぶことがむつかしい
高配当株を集めたETF(上場投資信託)もありますけどね
ETFは株のような扱いのできる投資信託と簡単に思ってください
株式についてはこちらも参照してください → 株式投資のイメージを変えよう
いかがでしょう?
高配当株投資の魅力が少しはわかっていただけたでしょうか
以前、投資信託の中でも全世界株(オルカン)をお勧めしていたのに
違うじゃないかとおっしゃる人もおられるでしょう
商品としては大きな問題はないですし、成績もまずまずです
一方、個別の株式をいくつか分散して買うには
ある程度まとまったお金が必要です
ですから、まだ投資額が少ない場合や株式を選ぶのが面倒な人に
おすすめしているのが投資信託です
人それぞれのライフサイクルにあわせて
投資できる金額に応じて 投資先を決めましょう
投資の勉強をしながら、少しずつでも開始するのはいいですね
めちゃめちゃ勉強してから開始すると思うと
いつまでも始められません
大きく失敗すると立ち直れませんけど
小さく失敗することは勉強になります
若いうちならまだまだ挽回できます
さっそく、勉強と投資を始めてみてはいかがでしょうか?
勉強が嫌いな人でも、投資を始めたら
投資を成功させるにはどうしたらいいか?など
いろいろ疑問が浮かんでくると思います
その答えを求める事が勉強です
一緒に勉強を続けましょう
次回は高配当株投資について詳しく考えてみましょう
皆さんが気楽に生活できますように
それではまた
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