投資信託シリーズ③ 優良な投資信託の選び方

お金の話

みなさんこんにちは

今年の桜は長らく楽しめましたね

春はとても過ごしやすい季節で快適です

さて、今日はこれまで紹介してきた沢山の種類の投資信託(投信)の中に埋もれている

優良な商品の選び方について考えてみましょう

投資信託について、過去2回のシリーズはこちら

現在、日本国内でも数千本以上の投資信託が販売されています

残念ながら、その中でも優良なものはとても少ない状態です

なぜなら、ほとんどの投資信託が投資家のためには作られていないからです

そこで、みなさんは投資家にとって有利な商品を選べるようになりましょう

まずは、投資を成功させるために大事なことが4つありましたよね

詳しくは以前の記事を参考にして下さい → 投資リスクとの上手な付き合い方

  • 長期
  • 分散
  • 積み立て
  • ローコスト

優良な投資信託とはつまり、これらの原則に従っているものと考えられます

それぞれの観点から優良な投信を選んでみましょう

長期

時間を味方にできる人ならば、迷わず株式に投資する投資信託を選びましょう

株式は長期間ではこれまでに素晴らしいパフォーマンスを残しています

このパワーを利用しない手はありません

株式型の投信の中でも運用期間が短いものを避けて、できれば無期限のものにしましょう

当初は無期限の予定であっても、運用している金額(総資産額)が小さくなると償還といって投資信託そのものが途中でも解散してしまう場合があります

そのためには少しでも総資産額が大きなものを選びましょう

分散

投資信託を買うことによって、個別の銘柄よりは分散されています

それでも、ある国(や通貨)にのみ投資するものや、ある分野に集中して投資するなど

実際に投信一本では思ったより分散になっていないものが多いです

もちろん、沢山の投信を買うことでも分散できますが、手数料など無駄も多くなります

バランスファンドなども聞こえはいいですが、個人的にはおすすめできません

なぜならば、配分されているものの中に自分にとって不要なものや、不利なものが混ざってくるからです

人それぞれ状況に応じて最適な配分があるはずです

優良な投信の中で、自分で配分を決めればいいでしょう

何と、たった1本で世界中に投資してくれる投資信託もあります

自分の資産全体の中ででリスクが上手に分散されるように投信を選びましょう

積み立て

積み立て可能な投信が便利です

設定しておくことで基準価格を気にせずに、定期的に買い付けできます

クレジットカードの使用でポイントまでもらえます

また、配当再投資されるものは複利の効果がさらに強まります

若い人は早いうちからわずかの配当をもらうよりも、配当を再投資することで将来の資産が多くなる方がいいでしょう                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           

積み立て投資のコツは、価格を気にせず優良な投信を定期的に買い続けることです

ローコスト

手数料税金が資産運用では大きく成績に影響します

まず、税金はできるだけ売買の回数を減らすことで節約できます

優良な投信を買ってできるだけ長期に保有することが重要です

NISA口座を使うことでも、場合によって節税が可能です

それに加えてできるだけ手数料(特に信託報酬)が安い投信を選びましょう

複利の効果は以前にお話ししましたが、大きな手数料はその効果を著しく低下させます

つまり、手数料が高い投信はそれだけで優良な投信とは言えません

できるだけ手数料(信託報酬)が 0.5% 以下のものを選びましょう

インデックス型に絞る

上記4つの原則に加えて運用を成功させるには、インデックス型の投信を選ぶのが無難です

長期間の運用では、これまでの歴史から結局平均の成績が良かったと言われています

運用における平均とはつまりインデックスの事です

常に利益を追求するアクティブ型の投信は、短期間では好成績でも

長期間になるにしたがって平均(インデックス)に負けていきます

長期間の投資の場合はインデックス型の投信を選びましょう

もちろん、アクティブ型がすべてダメということはありません

長期間に渡ってインデックス型の成績を上回るアクティブ型の投信はとても少なく

選ぶのが難しいと言っているだけです

今日のまとめ

選ぶべき投信の特徴

  • インデックス
  • 手数料がとても安い(目安は 0.5%以下)
  • 世界中株式に投資するもの
  • 総資産額が大きい
  • 積み立て可能

最近は情報が早いので、新NISAが始まってから、このタイプの投信がバカ売れしています

ブームになるとちょっとだけ心配ですね

以上はあくまでも、余裕資産の長期運用での話です

誰でもこのような投信を購入さえすればいいということではありません

人それぞれの状況に応じた、最適な資産運用を心がけましょう

上手に資産を配分して、リスクをコントロールしましょう

どんなに優良な投信であっても全財産を一気につぎ込むようなことはやめましょう

次回からは、具体的にどういう場合にどのような運用がいいのかについて考えます

みなさんが気楽に生活できますように

それではまた

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