投資信託シリーズ① しくみとメリット・デメリット

お金の話

みなさんこんにちは

地震から1か月半が過ぎました

現地ではまだまだ復興に向けた課題が山積しているようです

早く日常を取り戻してほしいですね

さて今日は、いよいよ具体的な投資の内容に迫ります

今回から数回に分けて、投資信託についてお話します

これまでに、このブログでは将来の資産形成の為には株式を取り入れる方がいいとお話してきました

株式投資のイメージを変えよう

インフレの世界でたくましく生きるために

株式投資といっても、短期トレードではなく優良な株式を長期で保有し続けることが、資産形成への一番の近道であることは歴史が証明しています

しかしながら優良な会社(株式)を選ぶこと自体がとても難しい作業です

そんな一般の人たちの為に作られた金融商品が投資信託です

投資信託とは

投資家から資金を集めて、まとまったお金を専門家が株式債券などに投資して運用するものです

運用の成果(利益)は投資した割合に応じて投資家に分配されます

簡単に言えば、少しずつお金を出し合って、専門家に優良な株式等を選んで買ってもらう感じです

購入した株式債券の一部をそれぞれの投資家が保有している状態です

投資信託を購入しているということで、株式債券に投資をしているのと同じことです

こう言われるといいことばかりに思えますよね

でも、このしくみに対する理解が浅い場合、おかしな安心誤解が生まれることになります

例えば

は怖いけど、NISAなら安心??” とか ← NISAについて

投資信託だから大丈夫 運用は専門家だしね” とか

”そもそも保険(年金型)だから問題はない” とか

結局株式へ投資されるならば、リスクは同じ手数料保険料の分だけ不利なはずですけどね

みなさんは誤解しないようにしましょう

自分の資産形成の一部に株式を取り入れるために、しくみを理解して上手に投資信託を利用しましょう

投資信託はどうやって買うの?

証券会社の口座があれば、すぐに購入可能です

銀行でも購入可能ですが、取り扱っている商品が少なく、おすすめしません

まずは購入する商品(投資信託)を選んで ← ここが一番難しくて大事

購入方法を決めます

まとめて○○万円分購入するか、毎月一定の額の積立設定をするかです

NISA口座内での購入も当然できます

購入資金が証券会社の総合口座に入金してあればクリック一つで簡単です

積み立ての場合は提携している銀行からの引き落としやカードでの決済の設定も可能です

カードの場合はポイントも貯まってラッキーですよね

優良な投資信託を購入してほったらかしておけば、長期的には資産が増える事が多いです

投資信託のメリット

  • 少額から投資可能
    1万円からが多いですが、100円からでも投資できる証券会社もあります
  • 分散できる
    株式投資にはまとまった金額が必要ですが、投資信託ならば少額でも多くの株式を一部ずつ購入して保有できます
    しかも、投資している会社が分散されているためにリスクも分散されています
  • 配当の再投資
    設定にもよりますが、配当をもらわずに再投資してもらうことができます
    再投資することにより複利効果が期待できます
  • 専門家が運用
    投資しようとする候補の会社の経営状態や将来性について運用担当のファンドマネージャーが分析して投資先を決定します
    投資する会社の選別や投資の割合等を決めてくれています
    投資する会社を選ぶ必要はありません
  • 積み立てしやすい
    株式の場合はまとまった資金が必要です
    投資信託は少額から投資可能ですので、コツコツ積み立てながら資産を増やせます
  • 現金化しやすい
    株式よりも売れない状況となる可能性は低いです
    但し、現金が振り込まれるまでは数日かかる点に注意しましょう
  • いわゆる詐欺はない
    大手証券会社で購入する場合には、いわゆる詐欺(警察に捕まるような)商品はありません
    もちろん、知らずに買えば詐欺商品に近いハイリスクな商品も沢山あるので気を付けましょう
  • 証券会社が倒産しても資産は守られる
    投資信託は、販売会社(売る)と運用会社(運用方針を決定し運用を指示する)、信託銀行(株の売買や運用資産の管理)にそれぞれ役目が分かれており、証券会社がつぶれても投資家の資産は守られます
    一時的に売買できない可能性はあります

デメリットはどうでしょう

  • リターンが少ない
    個別の株式投資よりは、リスクが分散されている分リターンも減ります
    手数料によっても利益は減ります
  • 元本保証はない
    あくまでも投資ですので、投資先のリスクがあります
    特に短期ではどんなに優良な投資信託でも元本割れする可能性があります
  • 手数料がかかる
    投資信託には3つの手数料がかかります
    購入時 (販売手数料)
    保有している間ずっと (信託報酬) ←これが一番重要
    解約時 (信託財産留保額)
    最近は手数料の多くが減ってきています
    でも、未だに高い手数料の投資信託もあるので注意しましょう
  • 好きな価格での売買はできない
    株式は市場で時価で取引されています
    取引が成立すれば好きな価格で売買できる可能性があります
    投資信託は毎日基準価格が決まりますので、決められた価格での売買となります
  • 償還される可能性がある
    投資信託は運用資産が少なくなった場合や投資目的を達成した場合に閉鎖されて保有口数に応じてお金が返還されます
    大きく資産が増える前に運用が停止する可能性があります
    元々償還までの期日が決まっている場合があります
    運用資産の大きいもので、償還期日がないものや長いものを選びましょう
  • 好きな銘柄を選べない
    運用はファンドマネージャーに一任されており、当然ですが自分の好きな会社の株を買ってもらったり、配分を変えたりしてもらうことはできません

投資信託は投資の素人でも容易に投資に参加できる素晴らしい商品です

過去の優良な投資信託の成績をみると、早く沢山投資したくなりますよね

それでも気をつけなきゃいけないのは、あくまでも投資であることに変わりはないこと

投資信託でも投資する先のリスクは受け入れなければなりません

投資商品を売る場合に、リスクの説明は義務となっています

購入する場合には必ずこのリスクの説明がされているはずです

しかしながら

”元本保証はありません、減ることもあります” ぐらいの簡単な説明ではわかりにくいですよね

銀行預金の利息の少なさ

インフレ

年金の不安

円安

などで恐怖をあおり

複利の絶大な効果と株式投資の成果とを単純にだぶらせて説明

手数料やリスクの説明はさらっとしていて、わかりにくいことが多いはずです

なぜなら、あまりに危険だと言えばだれも投資しないからでしょう

はやる気持ちを抑えて、しっかり勉強してから投資を始めましょう

少額の積立なら早めに開始してもいいでしょう

失敗しても傷は浅いでしょうからね

大きなお金をいきなり動かすのは危険です!

たいていの投資家が初めて購入する投資信託について

今回から数回にわたる投資信託シリーズでちょっとだけ詳しくなって

自分に最適な投資信託を選んで投資をしましょう

みなさんが気楽に生活できますように

それではまた

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