みなさんこんにちは
毎日とんでもない暑さが続いています
体調はいかがでしょうか?
アメリカの大統領選挙もバイデンの撤退でますますわからなくなりましたね
今日は、金融経済の勉強を進めていると出会うであろう動物たちについて
お話しようと思います
①猿のダーツ
壁に貼ってある新聞の株価一覧をめがけて猿が投げたダーツが当たった会社群に投資した場合と
ファンドマネジャーが一生懸命に会社について調べて選んで投資した場合を比較しても
長期間での運用成績はあまり変わらないだろう!?
というとても衝撃的なことが、1970年代にとある本に書かれました
「ウォール街のランダムウォーカー」 バートン・マルキール 著 です
この本の内容を一言でいえば ”インデックス投資がベストである” です
長期間になればなるほど、ほとんどのファンドが市場平均に負けていくようです
もちろん、優秀な一部のファンドはあるはずですけどね
みなさんは猿に勝てる自信はありますか?
②ダウの犬
まず、ダウとは?
ダウ工業平均という指数のことです
ダウ・ジョーンズ社が算出、発表している株価指数で
アメリカを代表する優良な大手企業30社で構成されています
では、ダウの犬って?
ダウ工業平均の構成銘柄30社の中から、配当利回りが高い銘柄に投資する方法です
ちなみに 配当利回り = 1株当たりの年間配当 ÷ 株価 ×100 % です
配当利回りが高い理由は二つ
- 企業の業績が良く配当が高い
- 何らかの理由で株価が低い状態
株価が低いものは ”負け犬” と呼ばれていることからダウの犬と名づけられてます
具体的な方法は?
毎年年末の株価で利回りの高い順に並べて、上位10銘柄を均等な金額で購入
毎年利回りの順に銘柄を入れ替える
という方法です
メリット
- 代表的な大型株であり、大きな失敗をしにくい
- 機械的に購入するので、簡単で感情に左右されない
- 高利回りで比較的成績がいい(ダウ工業平均を上回ることも多い)
- 自分で選択して購入するので、手数料(信託報酬)がない
デメリット
- 根本的な原因によって株価が下がっていて
今後も、どんどん株価が下がっていく株かもしれない - 毎年の銘柄入れ替えが面倒
- 入れ替えのたびに税金がかかる
- 為替の影響を受ける
前回は全世界の株式インデックスに投資することをお勧めしました
結局どれを買えばいいの? ← 前回の投稿
インデックス型の投資は今のところ王道と言われています
それでも、投資としては面白くないですよね(この感覚は本来は要注意ですけど)
そんな、インデックス投資だけでは物足りない人には
資産の一部を個別株に投資することを考えましょう
くれぐれも、資産全体の配分をしっかりしましょう
個別株を選ぶ際に、このダウの犬作戦は有力な選択肢となるでしょう
ダウに限らず日本の株でも真似はできそうですね
実は、高配当株を集めた投資信託という選択肢もあります
少し手数料が高めですけどね
③牛(ブル)
ブルとは ”強気” の事です
雄牛が角を下から上へ突き上げるしぐさから
相場が上昇している様子を表します
④熊(ベア)
ベアとは ”弱気” の事です
クマが腕を上から下に振り下ろす様子から
相場が下落している様子を表します
ちなみに、投資信託にはブル型やベア型のファンドがあります
相場が上がると基準価格が上がる(儲かる)ブル型
相場が下がると基準価格が上がる(儲かる)ベア型
詳しくは書きませんが、先物やオプション取引をすることで
相場が下がる場合にも利益が出るようにできます
レバレッジと言って投資額の何倍もの取引もできます
ということは、利益も数倍なら損失も数倍となります
予想と反対に動いた場合には、大きな損失が出ます
”ブル・ベアファンド” や ”レバレッジ ○○倍”
というような投信はお勧めしていません!
⑤カモ
相場は生き物と言われていて、短期的な動きを読むことは不可能です
その道のプロでも、短期間で退場していく人が多い世界です
まして、素人が安易に手を出せば、簡単に ”カモ” にされるでしょう
市場の ”養分” と呼ばれることも多いです
本当に怖いですね
やっぱり無難に平均を目指す(インデックス投資)か
しっかりリスクコントロールをして投資しましょう
今日は、金融や経済の話に出てくる動物についてお話しました
くれぐれも、ご利用は計画的に
みなさんが気楽に生活できますように
それではまた
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