みなさんこんにちは
最近芸能界では、あれやこれやでざわついていますね
(いつものことでしょうか?)
自分には関係ないので、さらっと聞き流していますけどね
みなさんも気にせず将来に向けてコツコツと準備していきましょう
投資可能な金融商品は一般的に、リスクとリターンがおおよそ決まっています
自分の運用の目的や目標にあった商品を選んで投資することが必要です
今日はそのリスクとリターンについてちょっとだけ詳しく学びましょう
まず初めに、わかりやすいリターンの方から考えましょう
リターンとは収益のことです
投資した額に対する収益(利益)の割合で、1年の収益の割合を表すことが多いです
例えば、100万円投資して1年後に1万円の利益がでた場合
その投資のリターンは(1万÷100万×100) 1% です
また、100万円で買った株が10年後に200万円になった場合
複利で増えたと考えて、年平均 約7% のリターンです (税金と配当は無視)
計算は少し複雑なので、省略します 計算できなくても構いません
複利の増え方については以前の投稿(投資のパワー)を確認してください
年間7%ずつ増えていったら、10年後に約2倍になるんだということがわかればいいでしょう
そして、定期預金のようにリターンが固定のものと株式のように不確定な場合があります
当然ですが、利益(利率)が確定している商品のリターンは低めです
確定で大きな利益が得られるなら、みんながこぞってその投資(商品)を求めるでしょう
めちゃめちゃ急激に成長している会社に投資できた場合を除いては、短期間に大きなリターンは通常あり得ません。そんな投資を勧められた場合は、ギャンブルか詐欺だと思いましょう
リスクについて
リスクには大きく二つの意味があります
一つはリスクという単語本来の ” 危険 ” という意味
投資における危険とは、つまり投資したお金が減ること(なくなること)です
投資したお金が減る原因には、いくつかあります
- 投資した会社の利益が減っていく(常に儲かり続ける企業はありません)
- 投資した会社が倒産する(利益が出ない状態が続けば会社は持続困難です)
- 不況や政治の混乱、戦争など、その国全体の経済状況の悪化することがあります
たとえ個別の会社の業績がよくても、全体につられて個別の会社の株価は短期的に下落します - 金利が上がることによって景気が悪くなったり、借金の金利も上がって会社の利益が減少します
- 為替の変動により、投資先の国の通貨が下落する
その国の通貨で運用しているものは相対的に価値が低下します - インフレ率に及ばないリターンの場合は相対的に資産価値が低下する
(インフレの世界では、現金が一番損をします) - 売りたいときに売れずに現金化できない可能性がある(代表は不動産です)
以上が代表的な ” 危険 ” という意味でのリスクです
それではリスクのもう一つの意味とは?
自由に売買可能な金融商品の値段は常に上がったり下がったりしています
利益を出し続けている会社の株価でも、上昇と下降をくりかえしながらゆっくり上昇します
この上昇と下降の ” 振れ幅 ” のことがもう一つのリスクの意味です
(不確実性や標準偏差とも言います)
” 振れ幅 ” とはつまり、どのぐらいの範囲で上昇と下降をする可能性があるのか?
ということです
ちょっと難しいですが
株価などのゆらぎは統計学的に正規分布に従うと考えられており
リスク10%とは、約7割(68%)の確率で、10% 増えたり、10% 減ったりするということです
また、約9割(95%)の確率で、10%×2=20% 増えたり、20% 減ったりするということです
具体的にみてみましょう
リターン 5% リスク 10% の商品に100万円投資した場合
1年後には 100万円 + リターン 5% - リスク 10% = 95万円 から
100万円 + リターン 5% + リスク 10% = 115万円 まで
68%の確率(まあまあ)で 95万円~115万円 の間を揺れ動くだろうということと
95%の確率で(最悪減っても)85万円~(最高に増えても)125万円 の間となるだろうということを知っておきましょう
リスクとリターンには関係がある?
一般的にはリターンの大きくなるにつれてリスクが大きくなる傾向にあります
低いリスクで低いリターン(ローリスクローリターン)預金など から
高いリスクで高いリターン(ハイリスクハイリターン)個別株など まで
直線的に並んでいると一般的には説明されています
投資商品のリスクとリターンの説明としては間違っていません
しかしながら、最終的に投資家の懐に入る頃には様子が変わってきます
売買するたびにかかる税金や
小さく見えて、実は大きな手数料が隠れているからです
みなさんのような投資家は理想のリターンを享受するため、必要なリスクを受け入れています
それでは、銀行や証券会社はどうでしょう?
彼らは顧客に投資信託を売っても、リスクはほとんどありません!
なぜなら、成功報酬ではなく手数料で稼ぐのが目的だからです
投資家が儲かっても損をしても手数料は入るんですよ!
投資信託には、販売時、運用中、売却時に手数料がかかることがほとんどです
最近までは、手数料がべらぼうに高い投資信託がほとんどでした
投資家は、その大きな手数料のために、投資先が大きく儲かっても利益が少なく
投資先が大損していても、同様に大きな手数料がとられていたのです!
2000年頃までは、本当の意味でのハイリスクハイリターンな商品はほとんど存在しませんでした
ローリスクローリターンな商品とハイリスクローリターンな商品ばかりが売られていたのです!
最近はやっと手数料の少ない投資信託が販売されるようになってきてよかったですけどね
みなさんはこれから、自分が投資をする目的と目標を達成するため
投資しようとする商品のリスクとリターンについて詳しく知り
様々な投資商品を上手に組み合わせることで
自分の資産全体のリスクとリターンをコントロールしましょう
今日は、投資商品のリスクとリターンについてお話しました
次回はこのリスクとリターンをうまくコントロールする方法について考えましょう
みなさんの将来が少しでも明るくなりますように
気楽に生活できていますか
それではまた
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