投資信託シリーズ② 種類と特徴について

お金の話

みなさんこんにちは

いよいよ春の兆しがあちこちで見られるようになりました

それでも、まだ急に冷え込んだり寒暖の差は激しいですね

風邪などひかぬように体調管理をしっかりしましょう

さて、前回は投資信託について全体的にお話しました

投資信託シリーズ① ←まだの人はチェックしてみてね

今回はとっても沢山ある投資信託の種類とその特徴についてお話します

投資信託は投資家から集めた資金を専門家が投資してその運用益を分配するものです

投資先によって、同じ投資信託といってもそれぞれ全く違う性格のものとなります

投資先による分類

  • 株式
  • 債券
  • 商品(金など鉱物資源、原油、農作物等々)
  • 不動産
  • それぞれをミックス(配分も様々)したバランス型というものもあります

例えば、株式に投資する投資信託の場合は、株式投資のリスクとリターンが見込まれます

リスクとリターンについて

リスクとの付き合い方

その他の場合も同様にそれぞれの投資商品のリスクとリターンです。

ただし、複数の銘柄に分散されているので、個別の場合よりリスクは減ってリターンも減ります

加えて、すべての投資信託に言えることですが、手数料分だけ必ずリターンは減ります

手数料とリスク・リターンをしっかり考えないと、利益が少なく損失ばかりになりかねません

またバランス型と言えば、いくつかの投資先に分散されていて良さそうに聞こえますね

ところが、自分にとって必要なリスクとリターンがわかっている人には無駄も多い商品です

それなのに、売りたいものばかり勧めるセールスマンに騙されて買ってしまう人が多いです

販売会社(担当者)が言う、 ”長期” ”積み立て” ”分散” は販売のための単なる

セールストークになっているかもしれません

簡単な説明を聞いて良さそうに思っても、飛びついてはいけません!

選び方についてはまた後日説明する予定です

地域による分類

世界のどの地域でも、景気の良い時と悪い時があります

ですから投資を成功させるために重要なことは、景気が良いかまたはこれから良くなる地域に投資することです

ところが

海外の株や債券を直接買うのは色んな意味で少しハードルが高いですよね

そんなときにも

投資信託なら、簡単に購入して世界中の地域に投資できます

例えば

アメリカ、欧州、アジアなどに集中して投資する投資信託とか、もちろん日本国内のもあります

先進国、新興国などさらに広い地域への投資をしているものも存在します

究極は世界中の地域への投資もできます

これから伸びる地域を選んで投資できるのは少しワクワクしますよね

投資方法による分類

また投資信託は、その投資方針によって大きく2種類に分けることができます

インデックス型

アクティブ型

の二つです

まず、インデックス指数)とは?

例えば、毎日ニュースでも伝えられていますが、”日経平均株価” ”S&P500” ”ナスダック

などがインデックス指数)の代表です

簡単に言うと、各国のすべての株価を平均したような値のことです

もちろん、単純な平均ではないし、代表する大きな会社のみで構成されている指数も沢山あります

それでも指数の変化をみれば、その国の株価が全体として上がってきているとか、その国の景気の動向が何となくわかります

最近は日経平均が過去最高値更新とか言ってました

日本の景気がいいとは思えませんけどね?

そこで、インデックス型とは?

例えば、日経平均株価というインデックスに連動する投資信託は、日経平均株価と同じ動きをするように設定されています

はっきり言ってその投資信託は、日経平均株価を構成する会社の株式を同じ比率で買っているのです

そうすると、日経平均株価が上がるとき一緒に上がって

下がるとき、一緒に下がるものです

インデックスの対象地域がどんどん発展しているとき、全体として平均株価もあがり、インデックスが上がります。

つまり、連動するインデックス型の投資信託の価格も上がります

投資方法が単純で、手数料安いのが特徴です

それではもう一つの

アクティブ型とは?

投資の専門家であるファンドマネージャーが、投資商品を個別に選んで投資するものです

常に利益を追求するために、見込みのある投資先(会社など)を選定して投資しています

プロが調査して選ぶのだから、当然アクティブ型の方がよさそうでしょう?

ところが・・・・

これまでの歴史では

インデックス型を上回る成績を残しているアクティブ型の投資信託は少なく

全体のわずか2-3割ぐらいと言われています

長期間となればなるほど、平均である指標インデックス)に負けていくことが多いようです

手数料高いのにね?

もちろん中には運用がとっても上手くいって儲かっている投資信託も実際にはあります

アクティブ型の中でも

テーマ型というものもあります

投資先の対象を、その時々のブームに乗っているような特定の業界領域に絞って投資するものです

例えば

”カーボンニュートラル” ”AI(人工知能)” ”デジタルトランスフォーメーション” 等々

過去にも、沢山存在していました

これからどんどん伸びそうな分野で、とっても儲かりそうな気がするでしょう?

しかしながら、注目されている業界はすでに株価が上がってしまっていることも多いです

しかも、領域が狭くなることでリスクは高くなっています

誰も気づかないうちから、その分野に注目して投資するのでなければ、簡単には儲からないでしょう

自分が思いつくぐらいのことは、たいてい既に多くの人が気づいています

人の行く、裏に道あり花の山

みんなと同じ行動を敢えてしないことで、人と違う結果が得られるという投資の格言です

人と同じ行動をすれば、同じような結果が待っています

ちょっと違う行動をすることで、違う結果や未来が待っている かもしれませんね

一人だけでも違う行動をする勇気を持ちましょう

このブログを読んでいるだけでも、少し人と違う考え方ができるかもしれません


投資期間による分類

追加型(オープンエンド型)

常に募集しており、営業日は毎日売買できて、たいていは長期間投資を続けられます

こちらのタイプが長期投資にはいいでしょう

単位型(スポット型)

一定の期間で投資を行うもので、その都度募集があります

解約できない期間があったり、期間が過ぎれば解散して終了です

ある程度短期的な利益を追求することが多いです

ちょっと変わり種

MMF、MRFというものがあります

これらのうちで国内のものは投資対象というよりも

これから投資するための資金を一時的に置いておくところぐらいに考えてもいいでしょう

資金をそこに貯めておいて、投資の機会を待つ間もわずかですが運用益が見込めます

ただし、現在金利はとても低く設定されており、増えるという状態ではありません

比較的安全な短期の証券で構成されており、元本保証はありませんが元本割れを起こしたことはほとんどありません

外貨建てのMMFの場合は現在金利が高めですので、それだけで現地通貨では当然増えていく可能性は高いです

しかしながら、為替の影響を受けるので気をつけましょう

ETFって?

ETFは基本的には投資信託ですが、そのものが株式市場に上場しているものです

ちょっと難しいですね

つまり、中身は投資信託ですが、売買の方法や配当などは株式とほとんど同じ状態となります

ですから、株式と投資信託の両方の性格を持っているということです

投資信託ですので、細かな銘柄の選定は不要です

上場しているので、市場でいつでも時価で売買可能です 手数料も安いです

投資信託を始めていて、少し株式の売買にも興味が出てきたときに取り組みやすいかもしれませんね

個別の株式よりは値動きはなだらかなはずです

投資に少し慣れたら、投資信託との違いをもっと勉強して投資してみるのもいいですね

初めから取り組む必要はありません

ここではさらっと紹介だけにしておきます

今回は、国内だけでも数千以上あると言われる投資信託を、いくつかに分類してご紹介しました

投資信託は絶対に儲かるということはありませんし、絶対に安全という保障もありません

おまけに、自分で個別に投資するよりも必ず手数料が多くかかります

投資しようと思う投資信託の特徴についてしっかり調べてから投資しましょう

くれぐれも、販売員の甘いささやきに騙されないようにしましょう

次回からは、最適な投資信託の選び方について考えてみます

みなさんが気楽に生活できますように

それではまた

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